結婚のかたちは色々 -2




結婚式は、自分たちの幸せぶりを自慢する場ではありません。また、未婚の頃に「自分はこのドレスを着たい」と夢見ていたのを実現するための場でもないはずなのです。親への感謝の気持ちを伝える場であり、それ以外のことは余興みたいなものです。極端な表現をすれば、ウェディング産業におどらされているといってもいいかもしれません。

しかし、式の主役たちは、まだ親になったことがないため、ウェディング産業に乗っかった式になりがちです。ビジネスとしても親への感謝をいくらアピールしても、大したお金に結びつかないのであまり力を入れて宣伝されません。そこで、提案されるのは、オーダーメイドのウェディングドレスに、華やかな新婚旅行、豪華な婚礼会場、ブーケや披露宴の演出など費用のかかるようなことばかり。

本来、どんな結婚式でもかまわないと思います。節目の日として、親に感謝の手紙を読むだけでもいいのではないでしょうか。最近では気恥ずかしい、湿っぽくなるなどの理由で花嫁からの手紙を読まないことも増えています。新郎のスピーチは親への言葉ではなく、どちらかというとゲストへの挨拶となっています。しかし、本来結婚の日は、両親にとっては「自分の子の大切な門出の日」であるのです。披露宴では、花婿、花嫁とも、ゲストの前で親への感謝を伝えることこそ、もっともすばらしい演出ではないでしょうか。

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